ムスタングはじゃじゃ馬ギター、という勘違い Fender Mustang フェンダー
ムスタングはよくじゃじゃ馬ギター、と言われます。そういう人曰く「名前のイメージどおり扱いにくいギター」だそうですが、そんなギターじゃありません。
そもそもその「名前のイメージどおり」というの間違ってます。
Mustang、という単語にじゃじゃ馬という意味はない
扱いにくいじゃじゃ馬ギターだからMustangと名付けられた、的な説はちょっと無理があります。
wikipediaをソースにするのはどうかと思いますが、、、
Mustang - Wikipedia, the free encyclopedia
もともと家畜だった馬が野生化したもの、というのがMustang(馬)の実態です。英語版斜め読みしましたが性格についての記述はとくにないです。
「野生化して飼いならすのが難しい」的な記述はどこかで見ましたが、、、もしそれが命名のきっかけだとするならジャガーなんてどうなっちゃうのよ。と、思いませんか?
ちなみに同じFenderのBronco には、「暴れ馬」という意味があるようです。同じ命名理由ならBroncoはどうなっちゃうのでしょうか。。。
車のMustangが由来、というのも怪しい
Ford Mustang(車)は、1964年4月に発表されたそうです。
Fender Mustangは、1964年8月に発売されたそうです。
真っ赤な嘘とは断定できないですが、タイミング的に結構厳しい感じしますね。
レーシングストライプが入ったモデルもあるので、車との関係はないとは言い切れない感じですが、Mustang(車)から命名した、と断言している英語のソースは見つけられなかったです。
結論:ムスタングはじゃじゃ馬ギターじゃないです
とにかく、ちゃんと調整すればチューニングは狂いません。
ネックは細いしショートスケールだし、コンター加工もあるし、弾きにくい、ということもないはずです。弦落ちする、ってのも自分は経験したことないので、、、弾き方の問題かと思います。
音については、ストラトほど万能でないのは確かですが、じゃじゃ馬(=制御不能)ではありません。
ムスタングが気になったら、試しに握ってみてください。しっくりきたら、周りがなんと言おうとあなたに合うギターなんだと思います。
ムスタングについてはこちらの記事で詳しく紹介しています
音についてはこちらの記事で。プロが弾くムスタングの音をどうぞ。