ギターの形が違うとどれだけ音が違うのか ストラトキャスター / テレキャスター / ジャズマスター / SG / レスポール
ギターによって音が違う、って知ってはいるけど
ストラトとレスポールは、形も材質もピックアップも違うから音が違う。って知ってはいますけど、実際同じフレーズを弾いた時にどれだけ違うのかを試したことはないですよね。
8種類ものギターで同じフレーズを弾いてる動画がありました。
Fender Stratcaster
USAのアメデラと書いてあるので、ノイズレスピックアップが載ったやつですかね。
リードはフロントピックアップですが、リズムはリアじゃなくてセンターですね。
リードのフロントは結構硬い音がするなあと思ったのですが、ピッキング位置を単音弾く時とカッティング時で変えてるのですね。ワザが光りますね。
Fender Telecaster
多分オールローズウッドではなく、表裏にローズウッドが貼られてるタイプの、Fender Japanのテレキャスター。なので多分セミホロウではなくソリッドのはず。
ストラトに比べるとリズムの音がきらびやかで歯切れがいいですね。
カッティングのジャキジャキ感、リードの弾けるクリアな音色。かなり曲の雰囲気が変わりますね。
Fender Jazzmaster
リズムはセンターで弾いてるように見えます。
テレキャスほど硬くないけど、ジャキジャキ感もあって、ふくよかでパワフルに感じます。リズムの音凄く好みで気持ちいいです。なんとなく、ストラト、テレに比べるとリズムにリードがのまれてる感があるなあ、と思いました。
Freedom シンラインテレキャスター
アタック感はテレキャスっぽいですが、他はテレキャスっぽくないと感じました。全体的にまるーい音で、ストラトを太く、丸くしたような感じに聞こえました。
リードのアルペジオは凄く綺麗な響きですね。全体としては、音が丸くなったからか、曲の疾走感がやや失われた感じはします。
Orville SG
ジャスマスのトーンを絞ったらこんな感じになるんじゃ?という印象。
見た目は今までで一番ヤンチャなのに、圧倒的に大人っぽい音ですね。
なんというか、曲が、初夏から秋に季節が変わったような印象を受けました。
Tokai Lespaul type
低音弦の音の聞こえ方がこれまでのギターと全然違って感じました。特にリズムのアルペジオのところ、低音弦の「ポーン」という音の印象が強く、これまでと違うフレーズのように聞こえました。
ここまで聞いてからfender系の音を聞き直してみると、fender系がトレブリーすぎるんじゃないかという気がしてきます。最初聞いた時はそうは思わなかったんですけどね。。。
Yamaha ES-335 type
レスポールよりブライトな音質だったのが意外でした。ホロウボディだし、シンラインテレに近いのかと思ってましたが、リズムはフェンダー系を厚くした感じにも聞こえます。シャキシャキした感じもあり、リードも程よく甘くていいですね。
Paul Reed Smith McCarty
満を持して登場、な感じがあります。フェンダー系のヤンチャな感じからギブソン系のハムバッカーに変わった時、随分と落ち着いた音になってしまって、なんだか物足りなく感じてしまったんですが、PRSは第一印象で「あ、綺麗な音だ」と思わされる何かがありました。凄くバランスの良いギター、という印象です。
結論:当然ながら全然音は違う
全然音が違う、なんとも当たり前な結論ですね。ただ、思っていた印象と違うギターも結構ありました。特にPRSはアメリカのラウド系バンドが使ってる印象があったので(Linkin Parkとか)、クリーンな音質で聞くと全然印象違いました。見た目がヤンチャなSGも結構万能型なのかな、という印象を持ちました。
あと、最初に聞いてしまったせいか、ストラトは感想が出てこなかったです。。。
ところで、、、
この方高校生なんですか、めちゃくちゃ上手いですね。
演奏も上手いし音も気持ちいいし、動画も綺麗に編集してあるしすごいな。。。
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