Rails Girls Tokyo 9thにコーチとして参加した
Rails Girls Tokyo 9th
Railsを学んでみたい女性のためのワークショップ、Rails Girls Tokyo 9thに、Railsを教えるコーチとして参加しました。
Rails Girlsを知りたい人、コーチやってみようと思っている方のために感想など書いてみます。
コーチから見たRails Girls
ガイドがしっかりしている
インストール、ワークショップは以下のガイドに従って進めます。
これに従ってRailsのインストールを行い、Rails newして課題を進め、Herokuでアプリを公開できたらあとは参加者の興味に合わせてカスタマイズしていく、というような進行を取っていました。
なので、何を教えたらいいのか分からない、とか、いきなり凄く難しいアプリを作りたい、って言われてコーチがあわあわするということはないようになっています。
ガイド見てると、あっという間に全ての課題を終えてしまいそうな気がしますが、実際のところDevise使うところまで進むことはあんまりなさそうな感じでした。
コーチとGirlsが同数
参加者(Railsを学ぶGirls)が約20名で、コーチも約20名、とマンツーマンでした。エンジニア経験のない参加者が多いので、進み方や興味を持つ点、知りたいことも人それぞれなので、マンツーマンでサポートできたことで参加者の満足度が高まったんじゃないかという気がしました。
ただ、完全にマンツーマンで見るわけではなく、4人〜6人のチームに対し経験豊富なコーチリーダーを含む4人〜6人のコーチがついて、みんながやりやすいようにいい感じに進める、という感じになっています。
そんなわけで、私のような初めてのコーチもコーチリーダーや他のコーチに色々聞きながらなんとかコーチ役をこなすことができました。
コーチの役目は当日以外にもある
コーチはワークショップ当日以外に、「素振り」「インストールデイ」に参加します。
ガイドがしっかりしているのは、実はコーチ達がイベント前に一通りガイドを通してみて、確認して、ガイドを更新しているからだったりします。手順通りに進めてちゃんとインストールできるか、とか、Railsのバージョンが上がってガイドの内容と変わってないかとかを確認し、何かあればガイドに対してプルリクを投げて修正します。
これをコーチの「素振り」と言います。
「インストールデイ」はワークショップの前日の夜実施します。
文字通りRailsのインストールを行うのですが、参加者はwin/mac様々なPCを持って来られるので、なにげに高度な対応を求められることがあるようです。
エディタはAtom縛り
これはコーチ同士の無駄な争いを避け、コーチの趣味を参加者に押し付けてしまうことがないようにという配慮です。Atomは便利なエディタなのであまり困ることはないですが、インストールしたての「素」の状態であり、コーチが普段使ってるような便利ツールが入ってないことにはちょっと注意が必要かなと思いました。
例えば全角スペースがうっかり混入する、書いたけどファイルを保存してない、とかがメジャーなトラブルかも。
コーチ陣が凄い
私のようなエンジニアもいますが、色んなイベントで登壇している方やCTO、技術顧問の方や本書いている方などがコーチで参加しています。周りのコーチの方を見てると私が教えて欲しいくらいです。
コーチも結構楽しい
無料のイベントなので参加者はメリットだらけなのですが、ボランティアで来ているコーチにとっても結構楽しいイベントでした。
スタッフTシャツを頂ける
今回、#suzurijp としてRailsGirls Tokyo 9th に T シャツスポンサーさせてもらいました。 T シャツは https://t.co/ye3M40kLad で買えます! #railsgirlstokyo
— SHIBATA Hiroshi (@hsbt) 2018年5月19日
今回はGMOペパボさんのsuzuriによるご提供でした。スタッフ全員同じものを着るとなんかお祭りみたいでテンションが上がりますね。
ちなみに会場提供はSpeeeさんでした。ほんと素敵なラウンジですね。
「コーチのみなさんは、どんな質問もバーン!と受け止めてくださいますので、いっぱい質問してください」 #railsgirls #railsgirlstokyo pic.twitter.com/FiQ5CAiLup
— Rails Girls Tokyo (@railsgirlstokyo) 2018年5月19日
学びがある
普段の仕事でscaffold使う機会って相当少ないので、お手本的なRailsのコードを久しぶりにたっぷり眺めた気がします。あれだけ書くだけで動くコードが出来上がるって改めて見ると衝撃的ですね。
あと、人に教えるために自分の知識を取り出して、教えている人の理解度に合わせて説明しようとすることで、自分の頭の中が整理されていくような感覚がありました。画面に流れるログを追いながら「今起きてるのはこういうことなんですよ」って口で説明しながら自分自身でも「ああ!そうそう、そうだった!」って再認識したりしてました。
様々なおもてなし
当日の様子がTwitterで見られるのですが、おやつ、お弁当(金兵衛!)が出る他、ケータリングと、美味しいお酒とともにコーチたちのLTを楽しむ時間がありました。
お酒好きなだけ飲みながらLT眺めるなんてTokyuRubyKaigiのようですね。
アフターアフターパーティー
会場でケータリングとLTを楽しんだ後はお疲れ様会的なアフターアフターパーティーが待っていました。一日中喋り疲れた喉をいやすビールと、他のチームのコーチや参加者の方との色んな話に花が咲きます。
すばらしい話
松田さんによるすばらしい話が聞けました。
ここだけ見ると出オチみたいに見えますが、素敵な話でした。
どうやら@a_matsuda のすばらしい話がはじまるようです#railsgirls #railsgirlstokyo pic.twitter.com/7F86QKkeUr
— Speee Developer team (@speee_pr) 2018年5月19日
今日の参加者の方達がこれから先Railsを学んでいく中で、「あれ、この、松田明って人もしかして。。。」っていう瞬間が訪れた時に本当にすばらしい話を聞いたんだな、って思うのだろうな。
まとめ
コーチ応募迷ってやめてしまった人はもったいないから次回は速攻申し込んだ方がいいです。まずはRails Girls TokyoのTwitterをフォロー!