Scrum Masters Nightに参加した
第16回 Scrum Masters Night!
スクラム開発の悩みを解決したくて、スクラムマスターの集うScrum Masters Nightに参加してみました。
参加者は運営側の人含め40〜50人くらいの人数だったと思います。
集まったところで、話したいテーマをみんなで出し合って、その後全員の投票で6テーマに絞りました。
興味のあるテーマに参加
テーマは、スクラムの生産性の測り方や、チームのモチベーションの維持方法といったスクラム運営に関するテーマから、ペアプロどうですか?といったスクラム開発のエッセンスに関するものまで様々でした。
全てのディスカッションは二本足の掟のもと、自由に移動して良いことになっています。二本足の掟というのは、「参加者はその会に貢献するか、学習するかを選び、どちらもできない場合は二本の足を使ってその場を立ち去る」というルールだそうです。
海外の人は命名センスがいいですね。
ペアプロどうですか?
各ディスカッションのテーブルには、ファシリテーターが一人づつ付き、それぞれのディスカッションは6〜10人くらいの参加者がいました。
私は「ペアプロどうですか?」というディスカッションに参加しました。
ペアプロやってます?
参加者8人のうち、実際に取り入れているのは2人でした。意外とやらないのですね。
かくいう私も、意図的に取り入れたことはないです。WIPで出してもらったプルリクにコメントつけてたら、「直接話しながら進めたほうが早いね」となってそのまま一緒に作り始めて「あ、これペアプロだわ」と思った経験が何度かあるくらいです。
いつやる?
ペアプロ、というと「一緒に実装を進める」イメージが強いですが、もう少し手前、詳細設計やもう少し大きめな設計から一緒にやるケースもあるみたいですね。
どんなペア?
知識の伝達を兼ねて、熟練者+新入り、というペアで組むケースが多いみたいですね。
スクラムって、同じくらいの能力の人でチームを組むのが前提だと思っていたので、本当のペアプロはどういう目的でやるのか、気になりました。
複数人で一つのコードを見ることで、「こういう処理はこうやって書こう」という共通認識を作ることはできそうですね。車輪の再発明を防いだり、属人性を排除していくのに効果がありそうです。
変わり種ペアプロ
ちょっと面白いペアプロの例として、「ピンポンプログラミング」というのを紹介してもらいました。一人が、テストを書き、もう一人がプロダクションコードを書く、というのを繰り返していくのだそうです。
ゲーム的で、面白そうですね。テスト書くのが苦手な人にテストの勘所を伝授するのにも良さそうです。
デメリット
なんといっても疲れる。というところのようです。確かに一人で作るときより疲れますね。
フレームワークの話
ペアプロの話ではないですが、大規模スクラム用のフレームワークがある、ということを初めて知りました。
今回私は「どんな案件をスクラムで進めるのか」ということに興味があったのですが、
どんな案件でも適用できるし、開発チーム全体を統括するようなフレームワークがあることを初めて知りました。これはぜひ活用してみたいです。
- LeSS Large Scale Scrum(8チーム、ひとチーム8人)
- LeSS Huge(数千人まで)
- SAFe Scalled Agille Framework(こちらも千人規模)
まとめ
他社の開発の進め方を聞ける機会ってなかなかないので、貴重なミートアップでした。
ディスカッションは、軸となるテーマはありつつも、脱線していくのも、テーマ外れるのも自由、という感じでした。いい感じに発散したおかげで、かなり興味深いことを知ることができました。
今後意識的にペアプロの機会を増やそうと決めましたし、大規模スクラムフレームワークも取り入れていければいいなーと思います。